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Ceis (ケーシュ)デビューCD「Wandering Aengus (ワンダリング・エーンガス)」(税込2500円) 代金引換の場合は2850円 order English 《Ceis》〜生山早弥香(アイリッシュ・ハープ) & AGATA(ヴォーカル、ケルティック・ハープ)〜による二台の魔法のサウンドとAGATAの夢幻のヴォイスによるケルトとイギリスの伝承歌集。英語歌詞日本語訳:船津 潔。 生山早弥香はハープ演奏に曲の魂をとらえつつ、スコットランドやアイルランドの音楽に心酔してきた。今、彼女はこれらの伝承曲の中から偉大な歌に注目する。それらの歌を日本語に替え、ケーシュは新たな聴き手と、より深き味わいを求める聴き手に向けて、信じられないほど見事な曲をくり広げている。(イギリスの音楽雑誌「The Living Tradition」の前編集長ピート・ヘイウッド) |
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MAIL ORDER LIST 2024-2(pdf)(6/30更新) 《営業中》 |
CD pick-ups by船津潔(Kiyoshi Funatsu)
(IRELAND系/CD) *MOLLY DONNERY & THE CIDERHOUSE REBELLION:A Little Bit Slanted ¥3150(税込み\3465) 歌詞ブックレット+CDセット。本作は受賞歴のある女性アイリッシュ・トラッド・シンガーのMolly Donneryと英国の男性二人組のCiderhouse Rebellion〜Murray Grainger{アコ} & Adam Summerhayes{フィドル}〜のコラボ・アルバム。 これが滅茶苦茶素 晴らしい。ツアー中に意気投合した三人がたった二日間で録音 したという。そのノリ気分がそっくりそのまま音楽になったというか、ゲール語と英語とでうたうアイリッシュ・ソングは軽や かで清々しく、Ciderhouse Rebellionの二人はMollyのメチャ素晴らしいシンギングと楽器で響き合うような演奏をしていて、Mollyの美味シンギングをナチュラルに高めている。音楽全体に漂う爽やかな空気感が何とも快感。 デジタルの時代、こんなの滅多にお耳にかかれない。奇跡の逸品。2024作。Under The Eaves。 |
(IRELAND/CD) *MOYA BRENNAN & CORMAC DE BARRA:Voices & Harps W 2350(税込み\2585) Clannadのシンガー&ハープ奏者のMoya Brennanと名ハープ奏者のCormac De Barraの新作は伝説のハープ演奏家でシンガー{Voice & Harp}のMary O'Haraに捧げられたアルバム。曲目はMaryの有名なレパートリー4曲を含むゲール語{5曲}と英語の唄{6曲}の全11曲。 齢を重ねたMoyaのシンギングはケルティックな幽玄さを保持しつつ、とても穏やかで優美で滋味豊か。おまけに二人のハープは優美に「侘び寂び」感があって、深く心に響く。聴くほどに感涙。Cormacもゲール語の唄を一曲うたっていて、Moyaの唄と唄の趣が重なる。 ちなみに1954年にMary O'Haraが初めて英国ツアーをしたときに、Cormacの祖母のRoisinと大叔母のMairin{Maryのハープ教師}はMaryとハープ・トリオを組んでツアーをしていて、Maryのゲール語の唄は二人由来とのこと。 今年の5月12日、Maryの89歳の誕生日に本作の発売記念コンサートを行った際にMaryの家族も同席。CDにはMoya,Cormac,Maryのスリーショット写真やセピア色のハープ・トリオの写真等が拝める。 w.Eamonn De Barra,Clare Friel,Aislin Jarvis他。2024作。Beo。 |
(IRELAND/CD) CUAS:Cuas ¥2350(税込み\2585) CuasはSeamus Begleyの娘のMeabh Ni Bheaglaoich{ヴォーカル、アコ},Nicole Ni Dhubhshlaine{コンサーティーナ、フルート},Niamh Varian-Barry{ヴォーカル、フィドル他},Kyle Macaulay{ギター、ブズーキコ}から成るアイリッシュ・グループ。 彼らは感動的な唄や活気に満ちた西ケリーの伝統音楽に触発されて結成されたグループ。本作はSeanscoil a' Chuasaという場所で友人や家族の前で録音されたライヴ・アルバムで、ノセノセの音楽も空気感も滅茶苦茶アイリッシュなライヴ感に充ち満ちていて、曲が終わるたびに、いや演奏中も歓声、拍手、口笛タップなどで大盛り上がり。 Meabhのゲーリック・シンギングの二曲とMeabh & Niamhのデュエットの一曲の計三 曲はアイリッシュ・トラッド・シンギングは清楚なシンギングで 感動的。現地に行かずともアイリッシュ・ダンス曲の醍醐味ととびっきりの清楚な女性の唄が楽しめる。2024作。Cuas。 |
(IRELAND/CD) THE McGOLDRICK FAMILY:One For The Road \2580(税込み\2838) Michael McGoldrickと彼の姪三人とによる新作。 いつもとちょっと違うMichael McGoldrick。フルートの演奏がメインだが、イリアンパイプス、ティンホイッスルに加えて、ギター、ベースにヴォーカル{バッキング・ヴォーカルだが}までやっていて、スリリングな演奏もあるものの、何より家族でアイリッシュを演唱して楽しむこと!そんな楽しさがバッチリ楽しめる気分ホッコリ&笑顔なアイリッシュ。二曲で清楚なシンギングを披露するClaraの唄も心に響く。音楽に心が通ってます。 クレジットにはない12曲目はMichaelの父親で名ティンホイッスル奏者Brendan McGoldrickによるティンホイッスル・ソロ。11曲目で切らないでね。2024作。Boxroom Music。 |
(ENGLAND/CD) SDP:Vol Two \2580(税込み\2838) SDP{Sandy Denny Project}はTradarrのMarion Fleetwood,Gemma Shirley,PJ Wright,Mark Stevens+Sally Barker{再結成Fotheringay,Poozies}のスーパー・フォーク・ロック・バンド。本作は二枚目で、Sandy DennyソングをTradarr流に新たな英国フォーク・ロックで創作したもの。 リーダー格のPJ Wrightは{FotheringayII,The Dylan Project,Little Johnny England}は「忠実な複製を提供するトリビュート・バンドではなく、復活と再解釈、素材を楽しみ、Sandy Dennyの言葉では言い表せない称賛すべき唄に個々の特徴を加えることがすべて」と。 聴けば納得。Sandy DennyソングをレパートリーにしてきたSally Barkerのヴォーカルを得て、しかもメムバー全員がヴォーカルをも担当し、リード・ヴォーカル&バッキング・ヴォーカルのヴォーカル・パワーが抜群。加えて気概溢れるフォーク・ロック。音楽的にはFotheringayの流れの英国フォーク・ロックの 印象。鳥肌立つ素晴らしさ。 Sandy Dennyの娘のジョージアも「母の才能を新たな輝きと才気で祝福」と絶賛。2024作。SDP。 |
(ENGLAND/CD) STEVE TURNER:Curious Times¥2350(税込み\2585) これぞイングランドのトラッドの真骨頂!と豪語したくなるヴェテラン・トラッド・シンガーでコンサーティーナ奏者Steve Turnerの新作。通算9枚目。 自身が奏でるコンサーティーナをお伴にゆるくコブシの利いた何とも味わい深いシンギングは、齢を重ねた心あるシンガーのみが体得できる味わいだろう。Steve TurnerはNic Jonesが"Halliard"時代にうたったブロードサイド・バラッド二曲などのトラッド・ソングを語り部となって毅然と、それでいて悠々とシンギングする。 w.Martin Carty,Moira Craig{ヴォーカル・ハーモニーが良い雰囲気を添えている},Rob van Sante,Liz Turner,Allan Rose,Rikki Gerardy。全13曲。2023作。Tradition Bearers。 |
(ENGLAND/CD) *THE ROSIE HOOD BAND:A Seed Of Gold \2580(税込み\2838) 偽りの愛の物語"The Swallow"で幕開けするRosie Hood Band〜Rosie Hood{ヴォーカル、ギター、ウクレレ、フィドル}、Nicola Beazley{フィドル、ヴォーカル}、Rosie Butler-Hall{フィドル、ヴォーカル}、Robyn Wallace{メローディオン、パーカッション、ヴォーカル}〜の新作はイングランドの美しき女性トラッド・シンガー・アルバムの魅力に充ち満ちていて、心奪われる。 トラッド曲ばかりではなく、自作曲、カバー曲もあるが、どれもが英国フォーク&トラッド調の物語歌で、じわりじわりと時空を超えて、物語の世界へと誘われる。フィドルの音作りが絶妙で物語歌の不思議さを高めている。 「フォーク・エリート達の間でRosie Hoodの地位を真に確立した黄金の輝きに満ちた素晴らしいアルバム」{folking.com}。2023作。Little Red。 |
(UK/CD) *SLIM CHANCE:Phoenix Tapes ¥2350(税込み\2585) Ronnie Lane時代のSlim Chanceのオリジナル・メムバー、Steve Bingham,Charlie Hart,Steve SimpsonにBrendan O'Neill,Billy Nicholls,Geraint Watkinsも加わった再結成Slim Chanceの2010年以降に収録した音源からのライヴ二曲を含む14曲。 二流センスの英国ロックというかフォーク・ロックというか、そのスタイルが身に染みついてしまって旨みたっぷりなゆるゆるの、これぞ愛すべきSlim Chance Music!"Roll On Babe"などを聴くと、Ronnie Laneの唄が聞こえてくる気がして不思議な気分になる。Ronnie Lane & Slim Chanceファンは至福保証。 Pete Townshendがエレキ・ギター&バッキング・ヴォーカルでゲスト参加の"Traveller's Joy"はアーシーなフォーク・ロックで70年代回帰気分。2021作。Fishpool。 |
(USA/CD) JEB LOY NICHOLS & JENNIFER CARR:Shadow On The Day ¥2350(税込み\2585) 現在ウェールズで暮らす米国人SSWのJeb Loy Nicholsの新作はピアノ奏者のJennifer Carrとのコラボ。新作だが、まったくの新曲は4曲のみで他はFellow Travellers時代と過去のアルバムの曲。 本人が「これまで私が作ったものとはまったく違うサウンドで、新しい領域のように感る」と言うように、多種多彩な音色のピアノの伴奏で静かにに口ずさむJebの唄は、これまでのJebのアルバムよりも唄の純度が高く、彼の内省的な唄の滋味豊かな味わいがより深まった印象だ。 音作りでこれだけキラキラしたものになるのか、と驚くばかり。まぎれもなくSSWアルバムの名盤。200枚 限定盤。2024作。Jeb Loy Nichols。 |
(USA/CD) SAMMY WALKER:Days I Left Behind ¥2350(税込み\2585) 1986年Sammy Walkerのイタリアでのギター弾き語りライヴ。全19曲。本作はNew Shot RecordsのボスのRenato Bottaniが本作のリリースについてSammy Walkerに接触したとき、「Sammyはニュー・アルバムのリリースにちっとも乗ってこなかった。私は彼のファンがその完全なる高精度なサウンドで提供される素晴らしいライブパフォーマンスを聴く機会を奪うわけにはいかないことをはっきりと彼に説明した」と。 RenatoがSammyを説得してから数ヶ月かかって念願のリリースが実現。"Songs From Woody's Pen"(1979作)という素晴らしいアルバムがあるが、本作はSongs From Sammy's Pen"とでも言いたくなる、化粧なしのと言うかスッピンのSammy Walkerソング。ギターをお伴にし、Sammy Walker調でうたう彼の唄は優しく耳に心地よい。 「優れたパフォーマンスとサウンド、まさに宝の山!」とのRenatoの言葉に偽りなし。2024作。New Shot。 |
(USA/CD) *BILL MORRISSEY:Live Free Or Die \2580(税込み\2838) 2011年ツアー中に心臓病で亡くなったBill Morrissey。本作は1996年にBill Morrisseyがバンド編成〜Michael Toles{ギター、電気ピアノ,David Walters{ベース}、Danny Mack{ドラムス}〜で米国のFourth Fretという音楽ルームでライヴ録音していた音源からの全17曲。 この声、この声。苦虫をかみつぶしたような声というか、ノドをつぶしたような声で歯ぎしりでもするかのように粘着力ある唄をうたう。ライヴ録音のためか、一曲一曲が濃く感じられる。昔は彼のような個性的なSSWが多かった。 バンド編成だが、バンドのサウンドは補助的でゆるく軽やか。Billのねちっこいヴォーカルとゆるく軽やかなバンド・サウンドの組合わせが何とも心地よい。聴き終えて、気分爽やか。完全限定盤。2024作。New Shot。 |
(USA/CD) *JOE ELY AND BAND:Fighting The Rain ¥2350(税込み\2585) 1993年にJoe Elyと彼のバンド{David Grisman,Glen Fukunaga,Davis McLarty}がイタリアで行ったライヴ。 Flatlandersの仲間のButch Hancock作4曲、Jimmie Dale Gilmore作1曲、Joe Ely作4曲、Robert Earl Keen作1曲の全10曲。これがライヴのパワー炸裂の、もの凄いテキサス・スタイルのロック。Joe Elyはエレキギターをかき鳴らし、熱唱する。バンドの演奏も重厚。本作を聴けば、彼のどのアルバムも猫被ってると思ってしまう。 Joe Elyの奥さんのSharonも"Incredible!"と驚喜。2024作。New Shot。 |
(USA/CD) *GUTHRIE THOMAS:Live On Stage ¥2350(税込み\2585) 1983年作にイタリアでリリースされた"Like No Other"の縁で、10年後に実現したGuthrie Thomasのイタリアでの弾き語りのライヴ。それか30年後にCD化されたのが本作。 G.Thomasは1980年代前半に自身のレーベルからギターの弾き語りの素晴らしいアルバムを三枚発表しているが、本作はまるでその時代に行ったライヴかのように彼の誠実な唄が静寂の中、生き生きと収録されていて、ギター弾き語りフォーク・シンガー/SSWとしての彼本来の魅力が100%+α味わえるライヴになっている。 裏ジャケットにはギターのピックがデザイン。お伴のギターのサウンドも生き生きしている。フォーク/SSWファンの宝物。2023作。New Shot。 |
(ESTONIA/CD) *6HUNESSEQ:Ma Olen Maa Peal V66ras ¥2350(税込み\2585) 6hunesseqは女性四人エストニアの女性四人組トラッド・グループ。結成は2021年。ヴォーカルはMarion SelgallとGreta Liisa Grunbergの二姫。二人のソロ・シンギングとデュエットはフィンランドのヴァルティナのシンギング・スタイルと通じる印象だが、MarionとGretaの唄は控えめで優美で厳か。 二人の唄もパイプオルガン、フィドル、タルハルパ{リラ型の弓奏弦楽器演奏}、タンバリン、片面太鼓等による民俗性豊かな伴奏も深い森の中{ジャケットを開くと神秘的な森の写真}に誘われるようなしっ とりとした不思議感がある。二人の掛け合い唄も呪文のように も聞こえる。 グループ名は「湿気」の意味らしい。広く北欧トラッド・アルバムとして秀逸。2024作。Nordic Notes。 |
(SIBERIA/CD) *VEDAN KOLOD:Birds ¥2350(税込み\2585) Vendan Kolodはロシアはシベリアのクラスノヤルスクの家族三名から成る民俗音楽グループ。シベリアやロシア西部の伝統歌を主なレパートリーで、言語は古ロシア語と古スラブ語。 リード・ヴォーカルのTatianaのヴォーカルはサーミ・シンガーのMari Boineのヨイクのような呪術的な神秘性をたたえていて孤高。またカンテレ系古楽器のグスリや口琴や軍笛や各種打楽器などの古代ロシアの民族楽器のほかブズーキ、ギター、マンドリン、カリンバ等による土俗性豊かな演奏は、物悲しげで、不協和音に近いノイジーな音楽を奏でていて、異世界音楽のような独特な民俗音楽を創作している。 彼らが目指すのは「シベリアやロシア西部地域の古代?中世の音楽文化復興」とのこと。全曲「鳥の唄」。歌詞英訳付き。2024作。CPL-Music。 |
(MORDOVIA/CD) *MEREMA:Eryamon' Koytneva ¥2350(税込み\2585) 東欧のモルドヴィアから産声を上げた五姫と二太郎の七人組エレクトリック・トラッド・バンド"Merema"の2022年作。 これは強烈。メムバー達はモルドヴィアの村々で現地調査を行い、モルドヴィアの伝統的民謡を収集し研究。失われつつある民謡を女性シンガー達による伝統的な節回しと呪術的な響きのポリフォニー・コーラスで甦らす。 唄も凄みがあるが、馴染みのない伝統楽器と家庭用品+電気楽器による土俗性豊かで斬新な演奏ももの凄い。眠りについていたご先祖様達も目を覚まして踊りだすかのようなおどろおどろしさだ。彼らの音楽は不気味で奥が深い。1990年代にスウェーデンのGarmarnaのアルバムを初めて聴いたときのような衝撃。ちなみにアルバム・タイトルは「生命の精神」という意味。歌詞英訳付き。CPL-Music。 |